東海道筋です。ガイド灯60番

 このガイド灯の横に庚申堂

・青面金剛を祀る堂 庚申(かのえさる)の日 60日間隔。帝釈天の使者の金剛童子・身体は青色、六臂(ぴ)又は二臂、四臂、目は赤くて三眼、怒りの形相を取る。病魔を退散させる威力があるとする。後世、道家の説が加わり、庚申待の本尊とする。

・元来、密教では鬼病を流行らせる鬼神。二本、四本又は六本の腕が有り、弓矢、宝剣を握り頭髪は逆立ち、体に蛇をまとい、足に鬼を踏んでいる。後世、庚申信仰に取り入れられ庚申待の本尊となりました。

・仏家では青面金剛又は帝釈天を祀り徹夜する行事。神道では猿田彦大神を祀る。

この夜を眠ると、その隙に三尸(さんし)が体内から抜け出て、天帝にその人の悪事を告げるといい、また、その虫が人の命を短くするとも言われる。村人や縁者が集まり、江戸時代以来しだいに社交的なものとなりました。今は地蔵尊に変身しています。そして、横に流れる細い川は膳所城の中堀に注ぐ庚申川。この川を境に膳所村と中庄村となります。

三尸

・人の体に潜んでいると考えられていた、三匹の虫。この三匹は自分が自由になりたいがために人の死を望んで止まないという連中です。道教では「申=猿」から猿田彦神が祀られるようになり、道祖神信仰とも結びついていく事になる。道の分岐する分かれ道、歴史ある道に庚申社が建っているのはこのような理由からであると思われます。道教・中国漢民族固有の生活文化の中の生活信条、宗教的信仰を基礎とした、中国の代表的な民族宗教。

 

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