東海道筋です。ガイド灯57番

 膳所藩烈士田河武整(のぶ)の屋敷跡 惣曲輪

このガイド灯の左の路地を西に行き突き当りが安昌寺。「幕末城下図」によれば武家と町屋との境界だった惣曲輪(そうぐるわ)の荒壁土塀の通用門が、京阪の踏切手前の路上にあって、各所に通用門を設けています。そして、その通用門を越えて、京阪踏切のあたり右一円が田河武整の屋敷跡であります。城下図には郡奉行勝手元締役、田河藤馬之丞の名が記載されています。中大手通、北大手門につながる家中町通、そして、あと何か所かには門番と記載されています。ガイド灯62番で紹介しました榊原鐘次郎屋敷跡もこの惣曲輪(そうぐるわ)の荒壁土塀の中に有ります。不動尊、大円院、牛頭天王社、唯伝寺、安昌寺、膳所大明神、遵義堂、清徳院、獄舎吟味所、牢屋敷等惣曲輪内に存在していました。

惣曲輪 城のほか城下町一帯も含めて外周を堀や石垣、土塁で囲い込んだ、日本の城郭構造を云う。          

膳所のあゆみより抜粋