東海道筋です。ガイド灯50番

大泉寺、()忍寺()(こうにんじ)、二寺全焼

茶長の角から新築移転し、昭和25年5月1日から開店した滋賀銀行膳所支店があり、ここに現膳所小学校の前身の一つ粟津小学校の校舎が有りました。さて、その向かいに享保八年(1723)まで膳所本町の踏切の向こうにある大泉寺、その隣に木ノ下町の東海道筋にある響忍寺が有りました。その年大泉寺からの出火で両寺は全焼、共に相模町に於いて再建したが、10年後こんどは響忍寺からの出火で再び両寺は全焼しました。大泉寺は門脇にあった地蔵堂と共にその地に再々建したが、火元の響忍寺は、たまたま家老村松八郎右衛門が高禄屋敷へ移ったその跡地である現在地への移転を命ぜられました。やむなく残してきた地蔵は、今も膳所本町踏切を北へ入る小路の角に、大泉寺の地蔵と一対の御堂で祀られています。          膳所のあゆみより抜粋

 

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